見方によっては・・・

日本側がようやくIAEA(国際原子力機関)に救援要請を出したとのことなので、これより原発の状況が悪化しなくなることを願うのみ。 この数日間アメリカのニュースでは、「何故IAEAが起動しない?」ということが問われていた。 これに専門家達は、まず日本からの援助要請がないと出動できないということを説明し、また日本側は独自の技術に自信を持ち、自分たちで解決しようとしているように思える! でもこれ以上問題が悪化する前に国際レベルを信頼し、早く援助要請を出して欲しい!と解説していた。 そして今朝のニュースでは、福島原発は2年前既に耐震安全指針について警告をう受けていたにも関わらず、安全性を高めると約束しただけで、 今回も原発が異常を示している段階でのIAEAへ情報提供も不十分である!と日本側を批判していた。 それに対し日本側は、日本からの情報不足といことで初期の事故評価を誤り、IAEAの危機対応能力にも疑問符が突きつけられている。 日米両方のニュースを見ていると、どちらの言い分が正しのだろう?と疑問に思う。 そういえば昨日交渉のクラスで、一つの事実も、見方によっては違うものに見えるということを勉強した。 例えばこの有名な絵↓何に見える? 私には羽の着いた頭巾をかぶった若い女性が、そっぽを向いている絵に見えたのだけれど、よく見ると、年老いた女性の横顔でもある。 わかるかな?若い女性の耳の部分が目になり、首もとが顎になる。 そしてこのピエロ↓ 横向きにすれば、 サーカスの光景になり、 この中国という漢字も、 横向きにすれば、 英語になる。 同じ絵でも、見方によっては違う意味を持つように、一つの事実も、見方によては違う見解になる。 様々情報が活発に飛び交うここ最近、 心を開いて、両面を見つめよう。 「一枚の紙にも裏表」(ことわざ) 放射能での被害が広がらず、一刻も早く原発問題が落ち着きますように・・・